就業規則とは、従業員が会社に勤めるに当たって守るべきルールを規則としてまとめたものです。良く、【労働基準法を守るための規則】と思われる経営者が多いのですが、もちろん、労働基準法は会社が守らなければならないのですが、その上で規則するルールの取り決めをすることが、会社にとって重要になります。
最近の若い者は・・・こんなフレーズも聞くのですが、例えば・・・
営業:スーツに赤い靴下を履いてくる。ワイシャツの下の下着が柄物である。
作業員:ヘルメットをかぶらない。手洗いをしない。危険な靴を履いてくる。
全般:睡眠障害や精神疾患があり、運転が危険な状態にあるのに、報告もせず日常業務についている。
退職者:競業する会社に就職して、会社の顧客にアプローチしている。重要なデータを持ち出してしまう。
このような社員に対し、厳しく指導しても改善されない。また、【個性ですから】【個人情報ですから】【そんなルールありましたか?】こんな返しが来てしまったらどうでしょう。
特に、上記の全般にある健康状態は、会社を倒産にまで追い込む事態に発展してしまう可能性も潜んでいます。京都や宮城でも、てんかんや睡眠障害で運転中意識を失い、多くの一般人の犠牲を払ってしまったこともご記憶に新しいかと思います。
ですので、服務規程や解雇のルールを時代に合わせて作成しなければ、労働基準法の遵守だけが会社に義務化されてしまいます。