決算書の見方を教えてほしい

How to Use

実は、多くの経営者は「決算書」や「月次試算表」の詳しい見方を知りません。決算書の見方を知らなくても、黒字経営を続け、安定した経営を続けている会社はあります。

しかしながら、変化の激しい時代、健全経営を続けるためには問題発見や伸びている事業の把握が重要になります。決算書や月次試算表の見方を覚えることで、これらの発見の入り口に立つことができます。ですので、これからの時代は必要なことかも知れません。

また、決算書を見ることによって、様々な目標が持てるようになります。

・万が一会社の売上が無くなっても、社員の雇用を1年は守れるようにお金を貯めたい。
・社員の給料や賞与を、赤字にならない程度に増額してあげたい。
・自分は、60歳で退職し、以後の生活に不安の無いよう退職金を多く貰いたい。
・5年以内に、無借金までもっていきたい。

決算書や月次試算表の本質的な見方を身に着ければ、5年後の目標も立てやすくなります。

実務的には、問題発見等では原価管理が必要ですが、まずは決算書の見方を身に着け、今後の経営の在り方を考えましょう。

スーパー管理部長みやぎの使い方

1)過去2期分固定費・変動費分析表(予実管理表付)に過去実績入力

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会社経営では、如何にして利益を上げていくか、維持していくかが、最大のポイントになります。売上から変動費を引いた利益を限界利益と呼びますが、この限界利益を上げていくこと(続けること)が、安定した経営の基盤になります。

例えば、売り上げが半減したとしても、限界利益さえ同じ金額を確保できていれば、利益は同じです。逆に、売り上げが下がることによって固定費も圧縮出来て、利益も更に出てくることも多く見受けられます。

一取引で最大限の利益確保パターンを作ってから、売上増大に走ることが重要ですね。
一度立ち止まり、自社の商取引の利益はどうなっているのかを確認しましょう。

以下は、スーパー管理部長での固定費変動費2期比較のデータになります。

ここで生まれる限界利益(売上−変動費)の向上・維持は、単に売り上げを上げるだけでなく、しっかりと値入れの出来る商取引の努力、或いは変動費(材料費や外注費、仕入費用等)の抑制で、一つ一つの取引の利益を意識することから始まります。差別化というキーワードは、この限界利益を確保するためのものと言っても良いでしょう。

ですので、経営改善・向上では、
1) 過去の決算書から、固定費変動費分析を落とし、自社の状況を確認する。
2) サンプルとして抽出した取引の正味原価検証を行い、関係部署と改善MTをする。
3) 2)のMTでは変動費に限らず、自社機械の使用料や自社労務費を精査して、本当に利益が出ているのか?値入はあっているのかを毎月検証し、対策を打つ。
4)3)での対策で、社内ルールを作る。
5)定期的に、全社の固定費・変動費分析を行い、利益の意識付けを行う。

これらを繰り返すことにより、利益追求のPDCAが出来上がります。是非、お取り組みをご検討ください。

スーパー管理部長みやぎの使い方

  1. 1) 過去2期分固定費・変動費分析
  2. 2) 目標とする指標(契約や過去利益最高値をベンチマーク)との月次比較
  3. 3) 原価管理フォーマット作成
  4. 4) 重機・設備・人件費の正味日当計算フォーマットによる確認
スーパー管理部長みやぎ